みらいミッテのレッスンを見てみたい!というご要望にお応えして,レッスンの様子を少しご紹介!
今回のテキストは「調べる」初級「何からできている?」レッスン3の様子をお届けします。
「何からできている?」は,図形や色,身の回りのものについて観察したり,実験したり,分解したりして色々な気付きに出会うレッスン。毎回時間を忘れて夢中になる子どもが続出するレッスンです。
「今日はものの分解…♡」とワクワクの子どもたち。
まずは,道具やルールについて学びます。
分解をする時には「トレーの中で行う」「布を敷いておく」等のルールがあります。
ただルールを伝えるだけではなく,「なぜこのようなルールがあるのだろう?」ということを子どもたちに考えてもらいます。1つひとつ理由がありますよ。
自分たちで理由を考えて,発表。ルールの目的や分かると,目的に合わせて行動する力や自分で判断する力もアップしていきますよ♪
ルールを確認したら,次は道具について学びます。
ドライバーやネジなどの道具を観察し,気づいたことをたくさん発表! 物事をいろいろな視点で見る練習です。感じたことや気づいたことを表現し,聞いてもらう機会をいかに持てるかが,表現力につながります。
「たくさんの色がある」「色は7つ」「+と-がある」「-ドライバーの種類のほうが多いよ」「本当だ」「こっちの種類も-が多い」「何で+より-が多いんだろう…?」
みらいミッテのレッスンは,子どもたちが主体的に学び,考えることを大切にしています。だから,時には テキストの内容から派生して自分たちで自由に活動することも。
「何で-が多いんだろう?」という疑問についてみんなで考え始めます。じっとしてなんていられない!教室中のネジを探し回ると,ほとんど+のネジばかり。-のネジなんてあまり見ない。だったら+のほうが多い方がいいんじゃないのかな?教室中のネジにドライバーを当ててみたり,-のドライバーを当ててみたり…
最終的に色々話し合った結果,子どもたちがたどり着いたのは「+のドライバーは+のネジにしか使えないけれど,-のドライバーは+も-もどちらも使えるから(種類が多いのでは)!」という答え。正解かどうかは先生も知りません。そして,それが正解かどうかよりも,子どもたちがしっかり考えて,自分たちなりの答えを導き出せたことの方が大事♡とっても嬉しくなった瞬間でした。
さあ,いよいよ物の分解スタート!
壊れて使えなくなった物も,子どもたちにとっては絶好の学習道具。
自分たちで分解したいものを選んで,分解します。ネジはどこにあるかな?どういう手順で分解できるかな。
ドキドキ・ワクワク!この好奇心が子どもを育てます。
失敗も大歓迎。
じっくり観察して思考して取り組む子どもたちはとても頼もしい。(少しでも先生が手伝おうとすると「自分でやる!」と怒られてしまいます。)
「こんなのがあったよ!」
「ここはこうなっているんだね!」
「これは何だろう?」
「見てみて!これすごい!」
にわかに賑やかになる教室。好きなもの・興味があるものは,どんどん子どもたちの表現力を伸ばします。
分解が終わったら,1つずつ部品の観察。
何をする役割があるのか,この素材は何なのか。さわってみた感じはどうなのか。
テキストに載っている情報で足りなければ,タブレットで検索!
スケッチにも挑戦します。
最後は分かったことなどを共有。分解して分かったこと,考えたこと,もっとやってみたいことなどを発表します。
私が一番印象に残っているのは,「世の中プラスチックだらけだと思いました」という一言。
プラスチックを削減しよう!ストローやレジ袋を減らそう!という声は子どもたちにもちゃんと届いています。プラスチック=レジ袋だと思っていたその子は,レジ袋だけを減らしても意味がないと感じたそうです。
次の年の自由研究ではプラスチックについて調べる!とのこと。
プラスチックがなぜ多く使われているのかについても一緒に調べて考えると良さそうですね。
いかがでしたか!
これは1クラスの例です。10クラスあれば10通りのレッスン。それぞれのクラスで違った学びがあります。
ワクワク・好奇心が全ての学びの原点です。
ぜひ,みらいミッテでお子さまのチカラを伸ばしませんか!
まずは体験レッスンを受けてみてください!