「話す力」と「書く力」どちらから育てる?小学生の表現力を伸ばす2本柱

小学生の学びにおいて「表現力」はますます重要になっています。
その中心となるのが 話す力書く力
では、どちらを優先して育てるべきなのでしょうか?

結論から言えば、
どちらか一方ではなく、“役割の違いを理解して段階的に伸ばす”ことが大切 です。


1. 「話す力」は思考を外に出す力

まず意識したいのは、表現の出発点となる「話す力」です。
子どもは話す過程で、「自分は何を考えているのか」「なぜそう思うのか」を整理していきます。

● 話すことが土台になる理由

  • 言葉にすることで考えが明確になる
  • 相手からの質問で気づきが増える
  • 思考の途中段階でも表現できる

話す力は、思考の材料を増やす“入口”の力 と言えます。


2. 「書く力」は考えを形にする力

一方で「書く力」は、思考を構造化し、相手に伝わる形に整える力です。

● 書く力が育つプロセス

  • 伝えたい内容を選び
  • 順序立てて整理し
  • 文章という形にまとめる

このプロセスは大人でも簡単ではありません。
小学生にとっては、なおさら 段階を踏んで丁寧に伸ばすべき領域 です。


3. いきなり書かせないほうが伸びる理由

多くの保護者が悩むポイントがここです。
「作文が苦手」「何を書けばいいかわからない」
実はその背景の多くが、話す→整理する のステップを踏まずに、いきなり“書く”ことを求められてしまうこと。

● 先に話すことで書きやすくなる

  • 思ったことを声に出すと、言葉の材料が増える
  • 講師や保護者の問いかけで内容が整理される
  • 書く前に“何を書くか”が明確になる

そのため、表現力の育成では
「話す」→「考える」→「書く」 の順番がもっとも自然です。


4. 家庭でできる「話す→書く」の練習例

① 自分のことを短く話す

「今日いちばん楽しかったことは?」「なんでそれがよかったの?」
質問は“短く・理由を聞く”。これだけで十分です。

② 話した内容を一行で書いてみる

いきなり長文は必要ありません。1行・短文・メモ書きでOKです。

③ 書いたものを読み返し、もう一度話す

「どうやって伝えるともっと分かりやすい?」→ 相手意識が育ち、表現力の精度が上がります。


話す力と書く力は“順番”がカギ

話す力=思考を外に出す。
書く力=思考を構造化する。
この2本柱は、どちらが先というより、どの順番で育てるか が子どもの表現力を大きく変えます。

小学生のうちは、まず「話す経験」をたくさん積み、その後に「書く力」へ自然に橋渡ししていくことが最も効果的です。

みらいミッテの表現力レッスン

みらいミッテでは、表現力を 「自分の考えを言葉にし、相手に伝える力」 と位置づけ、子どもが安心して話し、考え、書くことができるようなカリキュラムがあります。

  • まずは「話す」ことで思考を引き出し
  • 講師が問いかけながら内容を整理し
  • その後「書く」へつなげる

という流れを重視し、作文が苦手なお子さまでも自然に表現できるステップを整えています。

表現力を伸ばしたい、文章力や思考力を育てたいと考えるご家庭には、子どもが無理なく挑戦できる学びの場所です。

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