「伝える力」は、“聞く力”が育ってこそ本物になります。
「うまく話せない」「説明がずれる」
そんな悩みを抱える子どもを見ていると、つい“話す練習”ばかりに目が向きがちです。

しかし結論から言えば、
伝える力を支えているのは、実は“聞く力”です。
聞く力が育っていないと、どれだけ話す練習をしても、相手に伝わるコミュニケーションにはなりません。
1. 聞く力は“相手を理解するための力”
聞く力というと「静かに聞く」「じっと座る」といった“態度”のことだと思われがちです。
しかし本質はそこではありません。
● 本当の「聞く力」
・相手が何を言おうとしているかをつかむ
・言葉の意味を理解する
・必要な情報と不要な情報を区別する
・考えながら聞く
つまり、聞く力は“理解の力” なのです。
聞く力が弱い子は、「話は聞いているのに、内容が入っていない」という状態になりやすく、説明や対話がずれやすくなります。
2. 聞ける子ほど、話す内容がまとまる理由
実は、聞く力と話す力は密接につながっています。
● 聞く力があると
・相手が求めている答えを理解できる
・必要な情報だけを選んで伝えられる
・質問の意図が分かるので話がブレない
・会話の流れをつかめる
結果として、
「相手が理解しやすい話し方」が自然とできるようになります。
話す練習を増やすより、「聞きながら考える経験」を積んだほうが、伝える力が伸びる子も多いのです。
3. 聞く力は“やり取りのある場”で伸びる
聞く力は、ただ話を聞くだけでは育ちません。
ポイントは 双方向のやり取りがある場 に身を置くこと。

● 双方向のやり取りの中で育つ力
・質問に答える力
・相手の意図を想像する力
・自分の考えを調整する力
・会話の流れをつかむ力
だからこそ、一方通行の授業や動画視聴では育ちにくく、対話を繰り返す環境 が重要になります。
4. 家庭でできる「聞く→伝える」の練習例
① 短いやり取りを繰り返す
「これ、どう思う?」「なんでそう思う?」のような一問一答でOK。
② 子どもが話した内容を“親が要約”して返す
「つまりこういうことかな?」と返すことで、聞く→理解→伝えるの循環が生まれる。
③ 子どもにも“相手に質問する”役をしてもらう
質問力は、実は聞く力そのもの。
ミッテは「聞く→考える→伝える」を一体で育てる教室です
ミッテのレッスンは、テキスト・カリキュラムを軸に進めます。
子どもたち同士、先生と子どもたちなど、たくさんの対話をしながら進めます。

・相手の話を“理解しながら聞く”
・質問の意図をつかむ
・結論と理由を整理して話す
・他の子の意見から気づきを得る
この循環を繰り返すことで、
伝える力と聞く力が同時に育つレッスン構造 になっています。
▶詳しいカリキュラムはこちら
聞く力を育てたい、話すことに自信をつけたい、そんなお子さまにぴったりの環境です。
ぜひ体験レッスンへお越しください!
