「話すのが苦手で…」「授業で手を挙げられない」
これは、小学生をもつ多くの保護者から聞く悩みです。
「伝える力」は、適切なステップを踏めば、どんな子でも変わる力です。
今回は、実際にあった “伝える力の変化” をもとに、子どもがどのように成長していくのかを紹介します。

1. はじめは「話すことが不安」
Aさん(小3)は、体験時の自己紹介でさえ声が小さく、「間違えたらどうしよう」「考えを言葉にするのがむずかしい」と、話す場面に強い不安を抱えていました。
● 当時のAさんの様子
- “正解を言わなきゃ” という意識が強い
- 話す内容をまとめられない
- 相手の質問に答えるのが苦手
- 発言自体が怖い
多くの「話すのが苦手」な子と同じように、Aさんも“話す=難しいもの”と捉えていました。
2. 小さな成功体験で「話してもいいんだ」に変わる
最初に取り組んだのは、たった一文でいいから、自分の思ったことを言う練習。

複雑な説明も、長い発表も一切求めません。
「今日のお題は“好きな食べ物”。一言でいいよ!」
こんなシンプルなやり取りを積み重ねることで、
● 変化の第一歩
- 発言のハードルが下がる
- 自分の意見を出すことに慣れる
- 間違いを気にせず声を出せる
“話すこと=特別な行為” ではなく、“思ったことを出すだけ” という認識に変わっていきました。
3. 「聞く→考える→話す」の循環で整理力がアップ
慣れてきたころに取り入れたのが、先生の質問に対して、自分の言葉で答える練習。
問いかけがあることで、Aさんは、「相手が何を知りたいか?」を意識できるようになり、話す内容が少しずつ整理されていきました。
● この時期に伸びた力
- 必要な情報を選び取る力
- 理由を添えて説明する力
- 会話の流れをつかむ力
話すことそのものよりも、“聞きながら考える” 経験が、伝える力を加速させました。
4. 最後は“相手に合わせて伝える”ことができるように
3ヶ月ほど経った頃、Aさんの話し方は大きく変わりました。
● 成長したポイント
- 声が自然と大きくなる
- 「理由は〜だから」と自分で説明できる
- 相手の反応を見て言い換えができる
- 自分の意見を自信をもって言える
特に印象的だったのは、発言の後に「伝わったかな?」と相手の表情を見るようになったこと。
“相手に届ける”という意識が芽生えた瞬間でした。
子どもは「できた」の積み重ねで大きく変わる
Aさんのケースは特別ではありません。
話すのが苦手な多くの子どもが、同じようなプロセスで変化していきます。
大切なのは、
① 小さく話す
② 聞いて考える
③ 理由をつけて話す
という順番でステップを踏むこと。
伝える力は、トレーニングによって確実に伸びる力です。
みらいミッテは、伝える力の“成長ステップ”を体系的に育成
みらいミッテの「伝える」レッスンでは、「聞く→考える→伝える」の循環を中心に、一人ひとりに合わせたステップで指導しています。

- 安心して話せる対話ベースのレッスン
- 一文から始めるアウトプット
- 理由づけ・整理のサポート
- 相手意識を育てるコミュニケーション課題
“話すのが苦手”だった子が変わる理由は、
この「段階的な学び」にあります。
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