
「探究学習」や「非認知能力」という言葉を耳にする機会が増えました。
どちらも近年の教育で注目されているテーマですが、実はこの2つには深いつながりがあります。
本記事では、探究学習と非認知能力の関係、そしてそれを家庭や習い事でどう育てられるのかを分かりやすく紹介します。
1. 探究学習とは?
探究学習とは、自分で問いを立て、調べ、考え、発表するという学びのプロセスを大切にした教育方法です。
従来のように「先生から教わる」受け身の学びではなく、
- 自分の興味から出発する
- 試行錯誤を通して答えを見つける
- 他者と意見を交わしながら考えを深める
といった、主体的・対話的で深い学びが特徴です。
文部科学省も2020年度から探究的な学びをカリキュラムに導入し、小学校では「総合的な学習の時間」として広がりを見せています。

2. 非認知能力とは?
非認知能力とは、テストの点数では測れない「人としての基礎力」。
たとえば、
- 最後まであきらめない粘り強さ
- 相手の意見を受け入れる協調性
- 失敗しても挑戦し続ける意欲
- 自分を信じる自己肯定感
などが代表的です。
心理学者ジェームズ・ヘックマン氏の研究では、非認知能力の高さが将来の学業成績や社会的成功に影響することが示されており、世界的にも重要視されています。

3. 探究学習が非認知能力を伸ばす理由
探究学習では、「自分で考える」「試す」「発表する」というプロセスを通じて、自然と非認知能力が育ちます。
| 探究のステップ | 育つ力(非認知能力) |
|---|---|
| 興味をもとに問いを立てる | 好奇心・主体性 |
| 情報を集めて整理する | 計画性・論理的思考 |
| 試行錯誤を繰り返す | 粘り強さ・柔軟性 |
| 発表や共有を行う | 表現力・協働力・自己肯定感 |
このように、探究学習は知識だけでなく、人間力を育てる実践型の学びといえます。
4. 習い事で実現する「探究×非認知」の学び
学校でも探究的な活動が増えていますが、より自由にテーマを選び、自分のペースで深められるのが「習い事」の魅力です。
たとえばこんな習い事
- 探究スクール:自分でテーマを決めて調べ、発表する力を育てる
- プログラミング・ロボット教室:試行錯誤や協働を通して思考力を鍛える
- 表現力講座(スピーチ・作文・ディスカッション):考えを整理し、人に伝える力を伸ばす
- STEAM教育系(科学×ものづくり):創造性と探究心を引き出す
これらの習い事は、知識を学ぶだけでなく、考える力・伝える力・やり抜く力をバランスよく育てられる点が魅力です。

5. 未来につながる「学びの土台」を今育てよう
AIの発達や社会の変化により、これからの時代は「正解を知っている人」よりも「新しい問いを生み出せる人」が求められます。
探究学習で育つ非認知能力は、将来の進学・キャリア・人間関係など、あらゆる場面で力を発揮する一生もののスキルです。
子どもの「好き」や「なぜ?」を出発点に、
家庭や習い事で小さな探究を始めてみましょう。
その経験が、未来につながる学びの第一歩になります。

小学生のための探究学習教室「みらいミッテ」
みらいミッテでは、「調べる・伝える・つくる・解決する」の4つの学びの分野を通して,探究学習の素地を育成。
そして、「好奇心」や「探究力」をはじめとする「自分を伸ばす12の力」(=非認知能力)を伸ばします。
みらいミッテで伸ばせる非認知能力はこちら

プログラムは初級〜プロ級までの4段階に分かれており、発達段階に応じて探究的な学びを、段階的に楽しく体験できます。また、協働によるプロジェクト経験や多様な視点での思考、表現の経験を通じて、自立的に学びを進める姿勢を育てます。
初級〜上級は、探究学習の学び方そのものを学ぶプロセスとして設計されており、子どもが自ら考え、発見し、実践する力を段階的に伸ばすことができます。
▶詳しいカリキュラムはこちら
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